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2018年12月31日 (月)

2018年林業界10大ニュース

「さあ、ゲームの始まりです!」



スポットライトのど真ん中で無機質な白い仮面をつけた男が高らかに宣言した。華麗に着こなされたアルマーニが物騒な雰囲気を醸し出す。

ここは某有名ドーム球場の地下にある極秘の闘技場だ。

一体どんなゲームが始まるというのか!?

それはッ!

「箱の中身はなんだろな?林業バージョ〜〜〜ン!」

闘技場の中央には新品の作業服も晴れがましい老人が、照れくさそうに俯いていた。仮面の男は続ける。

「本日のチャレンジャーは山本林作さん!なんと御トシ91歳ィィ!勿論現役のきこりだァッ!」

ワアアアァァァ!

会場は割れんばかりの拍手歓声。

「さァ〜制限時間は10秒です。それでは山本さん!どぉおおぞッ!」

仮面の男のナビゲートで、山本と呼ばれた男は恐る恐るブラックボックスの上部から腕を突っ込んだ。

テレビの視聴者側からのみ見える答え、つまり箱の中身はなんと「林業界の3代目マドンナ稲田朋美さんのブラジャー(紫色)」だった!

残り2秒。

真剣な顔でブラジャー(紫色)を揉みまくる山本の頭上に白熱電球が点灯するフキダシが出現した!

目ざとくそれを察知した仮面の男。

「どうやらわかっちゃったみたいですねぇ!山本さん!それではお答えをどぉおおぞッ!」

山本は自信満々で答えた。

「タヌキの死骸ッ!」



──そう答えた山本さんは一瞬で気を失い、気がつくと洞窟のようなところに幽閉されていたのです。

それからもうどれぐらいの時間が経過したのかわかりません。

鉄格子の入り口部分は施錠されマシンガンを持った屈強な男が見張りに立っています。

明かりは蝋燭。コウモリが飛び交い、冷たい風が時折どこかから吹いてきて…

そうです。

実は!

私がその山本さんことP班長なのです!

なぜこんなことになってしまったのでしょうか?あのときの回答がいけなかったのでしょうか?

しかし。

このような絶望的な状況でも希望を捨てずに今年の林業界を振り返ってみたいと思います。

イェ〜〜〜〜〜イ!
そんじゃいってみよー!
2018年林業界10大ニュース!




なお、今年は林業界に恐るべき事態が発生しました。

それは「林業従事者レミング化現象」

どういうことか?

自殺かどうかはともかく、一瞬ですげー減った林業従事者は放っておくと数日で数万規模まで増殖するという不可解な現象ではあるものの、それが通用するのはたった8回

え?

そしたらなんでそれが10大ニュースに入らないのかって?

いいんだよ!細けぇことは!


そしたらスタートじゃ!





■2018年林業界10大ニュース■





1位 マサ斎藤逝去!



「獄門鬼」ことプロレスラーのマサ斎藤さんが7月に亡くなりました。享年75歳。アメリカで収監中に開発したという必殺技「監獄固め」やら「墓石を掘る」等の名言やら素敵なエピソードの枚挙に暇が無く、ヘリからバラ撒かれた林業恐怖新聞の号外で訃報を知った林業従事者の間にも光の速さで悲しみが広がり、マサ斎藤といえばやっぱりアントニオ猪木との巌流島だということで、急遽間伐材で拵えた筏で大海に繰り出すニワカ冒険者が続出!目指すは勿論巌流島であり、春の植え付けで大量に余って仮植していたスギ苗をせっかくだから記念植樹し、緑豊かな島にしようと勝手に、しかも全林業従事者が同時に思ったというんですから、これをシンクロニシティーといわずしてなんというのでしょう!?(答:寝言)しかし、巌流島がどこにあるのかも良く調べないまま出発した者が大半であり、ダラダラと魚を釣っては大五郎を鯨飲してるうちに佐渡島とか沖永良部島とか択捉島とかミンダナオ島とかに漂着してしまい(ただし択捉島では拿捕)、しかしなんつうかコロンブスの新大陸発見状態でそこを巌流島と信じて植樹が行われた挙句に帰り方が分からず各地に人生の楽園的リタイヤ&定住してしまったため、世界中に無駄な緑が増えた代わりに日本の林業人口が一気に10人まで減るという深刻な事態に。

そのとき林業従事者レミング化現象発生!(1回目)





2位 輪島逝去!



大相撲の第54代横綱にして元プロレスラーの輪島大士さんが10月に亡くなりました。享年70歳。横綱時代は黄金の左で、プロレス時代はゴールデン・アームボンバーで客席を沸かせたり沸かせなかったりしましたが、ドローンでバラ撒かれた林業赤旗新聞の号外でその訃報を知るや、大勢の林業従事者たちがその場で直ちに林業界で相撲が一番強いヤツは誰だ!?を合言葉に輪島追悼大相撲山林場所を興行!しかも再び全林業従事者が同時に!その結果、輪島の地元石川県の横山綱雄さん(83)が優勝、決勝での決まり手はウルトラ・ギャラクティカ・マグナム・ゴールデン・プラチナ・ブーメラン・アームボンバー・スペシャルという輪島と車田正美にオマージュを捧げすぎた「突き出し」でしたが、この大会のルールが「どちらかが死ぬまで闘う(老衰含む)」だったためせっかく増えた日本の林業人口が一気に9人まで減少しました。

そのとき林業従事者レミング化現象発生!(2回目)





3位 ビッグバン・ベイダー逝去!



「皇帝戦士」ことプロレスラーのビッグバン・ベイダーさんが6月に亡くなりました。享年63歳。その巨体(192cm171kg)からは想像もつかない身のこなしで空中殺法もこなすそのファイトスタイルはまさに驚異的でした。そしてベイダーといえばなんといっても新日本プロレスとたけしプロレス軍団が巻き起こした国技館での暴動!セスナからバラ撒かれた林業聖教新聞の号外でその訃報を知るや、林業界でも同時多発で暴動が大発生!渋谷で軽トラックをひっくり返したり、首相官邸でアベさんの公用車(ランボリギーニ・ウラッコ)をひっくり返したり、元請の森林組合のハーベスタをひっくり返したり、たこ焼きをひっくり返したりしてるその隙に、石川県の横山綱雄さん(83)がアントニオ猪木からわずか3分足らずでフォールを奪いました。しかし、この暴動でほとんどの林業従事者が投獄され(全員死刑)日本の林業人口が8人まで減少しました。

そのとき林業従事者レミング化現象発生!(3回目)





4位 ダイナマイト・キッド逝去!



「爆弾小僧」
ことプロレスラーのダイナマイト・キッドさんが12月に亡くなりました。享年60歳。初代タイガーマスクや藤波辰巳と繰り広げた往年の名勝負に、当時の子供たちはテレビに釘付けでした。ジャンボジェットからバラ撒かれた林業東スポの号外で訃報が周知されるとすぐさま、キッドの必殺技といえばダイビング・ヘッドバッド!よっしゃ!第1ッ回ダイビング・ヘッドバッド選手権の開催じゃッ!とすべての林業従事者が徳川光成化、昇柱器で50年生以上のスギのてっぺんからダイビング・ヘッドバッドを行い、飛距離・空中姿勢・破壊物の面白さの3つの総合点を競いました。その結果、5861mを八丈島のきょんのポーズで飛行、アベ首相が大切にしている盆栽を破壊して大目玉を食らった石川県の横山綱雄さん(83)がまたも優勝したものの、それ以外の参加者が全員死亡するトラジディーにより日本の林業人口が7人まで減少しちゃいました。

そのとき林業従事者レミング化現象発生!(4回目)





5位 山本"KID"徳郁逝去!



「神の子」
こと格闘家の山本"KID"徳郁さんが9月に亡くなりました。享年なんと41歳の若さ。山本選手は過激なファイトスタイルで多くの総合の会場を湧かせ「神の子」と呼ばれましたが、林業界における神の子といえば木花咲耶姫であり、気球からバラ撒かれた林業ナイタイの号外で山本選手の訃報が知れ渡るや一斉に神の子の子の子っつうか、山の神の子の木花咲耶姫の子孫はオレだ!論争が勃発!いつの間にか酒も入って国内の林業従事者全員とんでもねえ、あたしゃ神様だよ!状態に突入、そしたらオメー大川劉邦(仮名)だの池田台作(仮名)だののセガレだって神の子なのか?ふざけんじゃねえよ!ワレ&ワレこそが神の子連合じゃ!でもワレメちゃんは違うけどネ!よ〜し!明日は日の出と同時に降伏の化学(仮称)だの草加学界(仮称)にグラップルでカチコミじゃーッ!今夜は景気付けじゃーッ!酒や!酒もってこんかーい!っていうか具体的には大五郎と水道水配達せんかーい!と麓の酒屋にやまびこで注文、そのまま深夜まで酒宴後、その場でごろ寝したほとんどの林業従事者が凍死あるいは突然死、日本の林業人口が6人になりました。

そのとき林業従事者レミング化現象発生!(5回目)





6位 ディック・スレーター逝去!



元祖「喧嘩番長」ことプロレスラーのディック・スレーターさんが10月に亡くなりました。享年67歳。スレーターといえばテリー・ファンクの舎弟として全日マットでテリー以上に荒っぽいファイトを繰り広げていましたが、鉛の飛行船からバラ撒かれた林業日刊ゲンダイの号外で訃報を知った林業従事者たちは、やっぱりケンカはよくないよね。仲良しが一番だよね!などと急に日和った思考を抱き始め勘亭流フォント「一番」と胸にデカデカとプリント(当然縦書き)されたTシャツを装着、♪レッツ・キッス・頬寄せて〜とみんなで手をつないでジェンカを踊りだしました。林業人口が減少したとはいえ、全国すべての林業従事者が手をつないだもんですから、その距離は津軽海峡から関門海峡まで及び、これはハンド・イン・ハンド世界記録を申請してもいいのではないかと誰もが同時に思ったその瞬間、奥飛騨のあたりで切れて垂れ下がっていた電線に触った者がいて、全ての林業従事者に高圧電量が流れて感電死するという痛ましい事故が発生、辛うじて5人が一命を取り留めました。

そのとき林業従事者レミング化現象発生!(6回目)





7位 ビクトル古賀逝去!



「日本におけるサンボの始祖」
とも称される格闘家のビクトル古賀さんが11月に亡くなりました。享年83歳。日本国内よりもむしろ海外での評価のほうが高く、まぁ実際のところビクトル古賀の試合なんて格闘技ファンでもなかなか観たことが無いのではないでしょうか。まるで幻の怪蛇バチヘビことツチノコのように……。そうなのです、エアフォースワンからバラ撒かれた林業夕刊フジの号外でその訃報をキャッチした林業従事者の間に突如としてなぜかツチノコブームが起きたのです。今から70年後の未来ではツチノコをペットとして飼うのが大ブームになり(しかも一匹200円)、飽きた飼い主がそこらへんに捨てたりするため野良ツチノコも繁殖して社会問題化しているとの情報を(ドラえもんの9巻から得た)孫から吹き込まれ、間伐そっちのけで全国的に林業従事者によるツチノコ捕獲大作戦が麦藁帽に半ズボン、虫取り網を携えて始まりました。その際、このビッグビジネスに余生を賭けるんじゃとか寝言を吐いてみんな辞表を出したり廃業を宣言したり、痔が痛くて寝ていた4人を除いて林業界を去ってしまいました。

そのとき林業従事者レミング化現象発生!(7回目)





8位 ホーキング博士逝去!



「車椅子の物理学者」
こと現代を代表する物理学者のスティーブン・ホーキング博士が3月に亡くなりました。享年76歳。ホーキング博士といえば相対性理論?なの?ぐらいの感じに捉えているというより、その理論だの著作がサッパリ理解できないというか興味が無い林業従事者にとって、レース鳩007がバラ撒いた林業日刊アスカの号外によってもたらされたその訃報は意外な事態を招きました。今どき相対性理論も分からないようでは死後、裁きに遭う。などと若干不可解な衝動から向学心に火が点いて、日本の全林業従事者が夜間中学に通いだしたのです!その結果、わずか2%だった林業従事者の識字率が43%まで向上、亡くなったおふくろさんに天国への手紙を書いたり、その劇的かつ感動的なメソッドに映画監督の山田洋二氏も衝撃を受け、受けたにもかかわらず何故かバクシーシ山下監督によるAV化だけが決定という支離滅裂な事態にほぼ全員が海外留学を決意、日本に留まった林業従事者はたった3人

そのとき林業従事者レミング化現象発生!最後





9位 レツゴー長作逝去!



日本を代表するトリオ漫才「レツゴー三匹」のメンバー、レツゴー長作さんが2月に亡くなりました。享年74歳。レツゴー三匹といえば、「レツゴー三匹の」「じゅんでーす!」「長作でーす!」「三波春夫でございます」バシッ!(どつき音)であり、ムササビ人間がバラ撒いた林業日刊アルバイトニュースの号外で訃報が山林に伝播するや、ニワカにレツゴー三匹ごっこが各山林で頻発!最初はじゃれあってるように見えた林業従事者たちでしたが、三波春夫をどつく際に本気(=殺す気)を出す者が出現すると、その報復で瞬く間に山林バトルロワイヤルに発展!三波春夫が死んだ場合、返り血を一番浴びたものが次の三波春夫になるというルールも自然と出来上がり、林業従事者たちの血煙で朝靄までもが紅く見えました。そして最後の三波春夫が事切れたとき、つまりレツゴー二匹(=林業従事者が2人)になったときゲームは終了しました。

そのとき林業従事者レミング化現象が……規定回数終了で発生せず!







10位 ジャガーのアラシ逝去!



静岡県の日本平動物園で飼育されていた国内最高齢となるジャガーのアラシが10月に逝去しました。享年17歳。それでは問題です。トラ・チーター・ピューマ・ヒョウ・ジャガー、この中で仲間外れはど〜れだ?このなぞなぞがスペクトルマンによってバラ撒かれた林業月刊コロコロコミックの増刊に訃報とともに掲載されるや否や、常に自然とともにある林業従事者の間には、オケラだってミミズだってアメンボだってトラだってチーターだってピューマだってヒョウだってジャガーだって林業従事者だってみんなみんな生きているんだ友達なんだ主義(略してオ主義)が発生!しかし、そのようなイズムに対しては常にアンチが発生するのが世の常であり林業界にはマサさんだって輪島だってベイダーだってダイナマイト・キッドだって神の子だってディック・スレーターだってビクトル古賀だってホーキング博士だって長作だってアラシだってみんなみんな死んでいるんだ悪霊なんだ主義(略してマ主義)も勃興!両者の対立は自民党と雑民党どころではなく、マ主義の誰かが「そんなみんな友達なんだっつうんだったら、口を開けたベンガルトラの口の中に頭入れてみろよ!コラァ!」と(用意のいいことに)富士サファリパークでマイクパフォーマンスしたところ、オ主義の誰かが「上等だよ!やってやるよ!」とベンガルトラに頭を差し出しだした瞬間、前脚でブン殴られ即死!そうです。ついに日ノ本の林業従事者は最後の1人になりました。
それは勿論、今このブログを読んでくれているアナタです!










なんとまあ、訃報が1位から10位を占めるという今までになく悲しみに包まれた2018年の林業界でした。

それでも人間、希望を捨ててはいけません。

私についている見張りの男は全く聞いたことのない言語を操り人種さえ定かではないのですが、日々の食事を差し入れてくれるときに「ありがとう」と言い続けたところ先程の食事で、その鉄面皮をほころばせながら「アリガトー」と返してくれたのです!

昼も夜もわからないこんな地の果てで心に優しさの火が灯るとは!

人間って、生きるって、なんて素晴らしいんでしょう!

人間万歳!

……え?

それよりそんな穴蔵で身柄を拘束された状態でどうやってブログを更新したのかって?

時系列もおかしい?


…………………………………………………………………………………………………………うるせえぇぇぇぇえぇ!

いいんだよ!細けえことは!

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コメント

ナイタイが出ていたので良し。

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