山ん中の高橋克也
オウム真理教の高橋克也容疑者が逃走中だそうです。あんだけマスコミに最近の行動やら何やらが面白おかしく公開されているのにもかかわらず、です。
なぜ高橋容疑者は捕まらないのでしょう?
本当はもう居所が特定されており、隠しカメラでその様子を逐一捕捉、なんか面白い行動をした瞬間(ピンクレディーの振りマネ等)に御用しようという警視庁の目論見も否定できませんが、一部マスコミには高橋容疑者とすでに逮捕されてる元カノ菊地直子容疑者は登山が好きであり、菊地容疑者が「走る爆弾娘」のイメージを払拭して「腰に爆弾を抱えた山ガールなのでジャーマンは命懸け」みたいなことにしたいがために高尾山に登ってサルの交尾を見てきたと報道されています。
そうなんですよ、高橋容疑者は山に潜んでいるのではないかなんて言うじゃありませんか!
では実際、山に隠れるというのはどうなんでしょう?
結論から言うと、無理ではないでしょうか?
まず上空からヘリコプターで毎日見られたら多分逃げ切れない。想像以上に空からは丸見えなんだそうです、山ん中は。
あと、かつて横井さんとか小野田さんが終戦後しばらく敵地にて隠遁生活を営んだとされますが、日本はそのような温暖な気候ではないため、冬を越せないと思います。火を焚きゃいいだろ!ポアすんぞコラァ!そんな声が七次元から聞こえてきますが、それは狼煙を上げるのと同じことなのですぐに見つかってしまいます。食い物やら糞尿の心配もあるし。
そうなのです、山ん中でサバイバル生活をするのと、隠れて生活するのは全く違うと思うのです。林業従事者ならば山の中で人の気配を消し去るというのがほぼ不可能であることは感覚的にわかると思います。
ならば高橋容疑者は山の中にいないのか?そう結論付けるのは早すぎます。なぜなら、高橋容疑者はかつて教団で厳しい修行を積んでいるはずで、両手に木の枝を持って額には木を描いた面をつけ「オレは木だ、オレは木だ」と数万回唱えるうちに樹木になりきってしまうことなど朝飯前のスーパー忍術を身につけている可能性もあり、石ころ帽をかぶったのび太に周囲は誰も気がつかないのと同じく、衆目に晒されまくっても耳目を集めない、まさに山林内マジックミラー号状態になっている可能性があるからで、きっとそのまま樹木になりきった高橋容疑者のまわりには小鳥が飛び交い、リスが巣をつくり、スズメバチも巣をつくり、ハックルベリーがツリーハウスも作り、いつのまにか自我が消滅した高橋容疑者はそのまま樹齢1万年の巨木になって静かに森を見守ってくれることでしょう。
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