本日の作業「間伐」
そろそろ寒くなってきましたね。今日の作業は「間伐」です。間伐はすごく大雑把に言って2種類しかありません。
それは搬出がある間伐と無い間伐。
搬出があると言うのは世間一般のイメージの間伐であり、間伐材を有効利用するので非常にエコ。ですが、木材価格の下落で、あと特にパルプ材の下落でなかなか採算はキビシイのが現実。
もうひとつは、搬出が無い間伐。これは公有林の間伐に多く、公共事業の色合いが強いもの。これらは、伐倒した樹木をちょっと片すか、最悪切りっぱなしで放置します。
どっちにしても、木を倒すことに変わりはなく、倒したい方向にチェーンソーで「ウケ」と呼ばれる切り口を作り、反対側から「オイ」切りをして「ツル」と呼ばれる蝶番のような役割の部分を有効利用して倒すというのが基本になります。まあこの辺はWEB上になんぼでもある真面目な林業のサイトを見てもらったほうがいいかと(興味がある場合は)。
そんで、そん時に「オイ」にプラスチック製のクサビを挿して使うのですが、このクサビを叩くのに、いろんな道具が使われます。結構性格が出て面白い。
代表はちょっと重めのハンマー。ホームセンターで1000円前後で売ってる柄がカーボン製のヤツ。柄が木だとすぐ折れます。あとハンマー自体が軽いと木が太い時にクサビが入っていかない。
それから、キルビルにも出てきた小さい手斧。あるいはハンディサイズのトビという人も結構いる。これらを数本のクサビと共に腰袋に入れて歩きます。
そして「現地調達」。その辺に生えてる雑木を切ってドラクエでいう「きのぼう」を作って使います。ケヤキなんかあると最高です。贅沢ですが。
そして、やはりユニークな道具の人もいます。それは通称「猿を喰うオヤジ」ことLさん(60になりました祝還暦)なんですが、ちょっとエピソードが中途半端に長くなるので分けたいと思います(要するにつづく)。
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