本日の作業「植え付け」
寒いです。今日は「植え付け」、要するに植林をしました。「地拵え(山を植林できる禿山の状態にしたと思ってください)」を済ませた山に2年生のスギを植えました。
ヒノキと並んで春先の国民的アレルゲンのスギを今日だけでも4000本近く。
花粉症の方なら怒りの余り、握り締めていた右手の鼻セレブと左手のテンガ…じゃなくて点鼻薬に火を放ち床に叩き付けるパフォーマンスの後、バンキシャにタレコミの電話をしたくなるかもしれません。
その気持ちはよくわかります。だって私も花粉症ですから。花粉の飛散最盛期にスギの間伐を行うと、服がまっ黄色になります。バラエティ番組でリアクション芸人にメリケン粉を落としたその後のゼッケンつきのジャージとかの真っ白具合、アレが全部黄色になった思ってください。鼻水が止まらないというより、気管支喘息で呼吸ができなくなります。マジで。
閑話休題。
そしたら、もっと違う樹種(たとえばマスコミ受けもいいブナとか)を植えればいいんですが、現状では育樹上のコストの問題からスギとヒノキを植えざるを得ないんです。エビスが美味いのはわかってるけどデフレだからのどごし、みたいな感じで、1haあたり2600本前後。といってもそのうちの3分の1から4分の1しか成木になりませんが。
で、花粉の出ないスギというのも開発しているらしいですが、そんなものが膾炙に上る(とこの場合言うのか?)までとてつもなく時間がかかるのは間違いないです。樹木は成長に何十年もかかりますから。したがって、日本全体のスギとヒノキをすべて花粉の出ないものに植え替えるなんていうのは超少なく見積もっても100年以上かかるんじゃないでしょうか。いま花粉症の人が生きてる間は絶対に無理。
──ってなんかまとまりがなくなってきたので、今年は花粉が少なめでよかったですね。と、ポジティブシンキングで締めたいと思います…。
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